親指読み

最終更新日:2018/10/25

はじめに

このHPでの読図の基本は、親指読み(サムリーディング)です。 親指読みが出来なければ、登山道から外れた山の中を歩くことは難しくなります。 また、山の中以外の不明瞭な登山道や街中の道でも、確実に目的地まで辿り着くには親指読みが基本です。

・不明瞭な登山道では、道を確認しつつ進むのではなく、地形を確認しつつ進みましょう。
・街中の道では、似たようなビルや建物、道があるので、一瞬頭が飛んで現在位置確認を忘れると、 どこにいるのかが分からなくなります。

ということで、ここでは登山道で親指読みを行う場合に、親指を進めるチェックポイントに関して その例を挙げて説明します。

例1)林道の場合(西山林道)

大倉から二俣まで西山林道を進む場合には、一本道なので地図は不要でしょう。 しかし、ここでは、読図の練習として、西山林道のある地点から沢に下りる事を目的とした場合を想定し、 その場合には、沢に下りる地点を地図上で確認する必要がありますので、 その意味で親指読みで進むことを想定した例です。

例2)表尾根の新大日から塔の岳

新大日から塔の岳へ進む場合には、こちらも一本道なので地図は不要でしょう。 しかし、初めて表尾根を歩き、天候もガスっている状況を想定した例です。

例3)小丸尾根

二俣から塔の岳-鍋割山間の二俣分岐へ進む場合には、こちらも一本道なので地図は不要でしょう。 しかし、初めて小丸尾根を歩く場合などは、途中で道が不明瞭な箇所もあるので 地図で確認する必要があります。その意味で親指読みで進むことを想定した例です。

例4)鉄砲沢(森の中)

鉄砲沢から上がった鞍部から尊仏ノ土平まで森の中を進んだ場合の途中範囲を例にしたものです。


より大きな地図で 鉄砲沢から を表示

チェックポイントの説明

青マーカー:沢の分岐
赤マーカー:沢の分岐
赤ピン  :尾根を登る
緑マーカー:鞍部
黄マーカー:沢を下る
紫マーカー:広い沢(オガラ沢)を越える
青ピン  :広い浅い沢を横切る

例5)鍋割真北尾根から鍋割北尾根(森の中)

鍋割真北尾根から鍋割北尾根まで森の中を進んだ場合の途中範囲を例にしたものです。


より大きな地図で コシバ沢越え を表示

チェックポイントの説明

青マーカー:尾根が急になる地点
赤マーカー:尾根の派生点
緑マーカー:尾根の曲がり
黄マーカー:尾根の曲がり
紫マーカー:沢と沢の間の尾根
青ピン  :沢
赤ピン  :尾根
青ピン  :沢
赤ピン  :沢


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