オフウォーク詳細(2012.05.26 丹沢:鍋割真北尾根〜オガラ沢間)

最終更新日:2012/05/29

【はじめに】

2012年5月に行った丹沢の鍋割真北尾根からオガラ沢までの間のオフウォークに関して、ヤマレコでの記録に対して、 オフウォークのもっと詳細な記録を書いてみた。

1.詳細記録の書き方

解説時の章分け
詳細記録を記載する場合は、以下の章分けで記載する。
【ルート&選択理由】
【チェックポイント】
【ルート上の注意点】
【リスク】
【実施後の現地状況】

2.事前準備

◆計画段階での準備作業
今回のオフウォークを行うに際して、以下の点を事前に準備して臨んだ。
・ルート選択
・チェックポイントの設定
・ルート上の注意点を把握
・リスクを考える。

◆使用地図
・GoogleMapを見ると、等高線が修正された新しい2万5000分の1地形図が使われていた。
・今回は、より尾根・沢が正確であろう、GoogleMapを印刷して持参した。

3.目次

目次
1)鍋割山からコシバ沢までの区間(尾根を確実に下る)
2)コシバ沢からオガラ沢右側尾根まで(コンタリングおよび直進)
3)オガラ沢右側尾根からオガラ沢まで(沢に迂回→斜面→オガラ沢に下降)
4)最後に地図の違いについて




1)鍋割山からコシバ沢までの区間(尾根を確実に下る)


より大きな地図で コシバ沢 を表示
【ルート&選択理由】
・今回のルートは赤線。
・鍋割山を塔の岳方向に階段を下り平らな部分(稜線)に出て、平らな部分(稜線)から左斜め前方に直進し、鍋割真北尾根に乗る。
・コシバ沢方向に曲がる尾根の分岐は、尾根の形状を地図から読取り、分岐地点を目指す。
・尾根の分岐からコシバ沢までは、方向を確認しつつ尾根を直線的に下るのみ。
【チェックポイント】
鍋割真北尾根に乗るまでのチェックポイント(初級レベル)は、大きな地形の特徴をチェックポイントにする。
すなわち、平らな部分(稜線)から左側の沢に進んで、そこから右側に下る尾根(鍋割真北尾根)(青マーク)と、その右側に大きく抉れた沢(赤マーク)をチェックポイントにする。
・地図上のマーク地点。
青マーク:尾根、
赤マーク:大きな沢、
・詳細:以下のことを確認しながら単純に直進すれば良い。
・平らな地点(稜線)から、まずは左側の沢側に進む。
・そこから目の前に見える沢や小さな尾根は、無視する。
・さらに右側に目を向け、下っている尾根を見付ける。
・その尾根の右側が、抉れた大きな沢かを確認すれば、その尾根が鍋割真北尾根である。
[ポイント]
ここでのポイントは、真北尾根に乗る前に、いろいろ考え出すと分けが分からなくなという点です。 真北尾根は、最初は痩せ尾根なので、大きな尾根をイメージしていると、真北尾根を目の前にして、本当にこの尾根でいいのかをかなり迷うことになります。
こうならない為には、なにしろ地図の地形を信じることです。それには、このエリアには、真北尾根と、その右側には大きな沢があるという点を 地図から読み取れれば、何も考える必要も無く、稜線から直進すれば、直ぐ分かるはずです。

コシバ沢に向う尾根の分岐までのチェックポイント(中級レベル)は、鍋割真北尾根の形状をチェックポイントにする。
すなわち、地図上から読取り、最初は痩せ尾根、そこから尾根が太くなる地点(緑マーク)、さらに平らな部分から急になる地点(黄マーク)をチェックポイントにする。
・地図上のマーク地点。
緑マーク:痩せ尾根から尾根が太くなる地点、
黄マーク:平らな尾根から急になる地点、
紫マーク:コシバ沢に下る尾根地点、
・詳細:以下のことを確認しながら単純に下れば良い。
・痩せ尾根上は、尾根の中心方向を確認しながら下る。
・平らな部分も尾根の中心方向を確認しながら下る。
・平らな部分から急な部分になった時点で尾根(黄マーク)の方向を確認し、下る(北西)方向の尾根(紫マーク)までコンタリングすればよい。
[ポイント]
ここは、平らな尾根上から紫マーク地点を目指すには、平らな尾根上に明確なチェックポイントがないため、 上記のような、エイミングオフ的なルートにしました。こちらの方が、単純なため、途中で考える必要も無くて時間的にも速い。
これを平らな尾根上から紫マークを目指そうとすると、その地点が大分上だった場合は、コシバ沢に下る尾根の更に上側にある狭い急尾根に 迷い込む危険があります(青線ルート)。

尾根の分岐からコシバ沢までのチェックポイント(中級レベル)は、尾根の下る方向を維持するのみ。
すなわち、北西方向に尾根線を下れば、沢が二俣で合流する地点の右側のコシバ沢の少し上流(青マーク)に辿り着くので、単純に尾根の方向を確認し、その方向を維持しつつ気持ち良く真っすぐ下れば良い。
・地図上のマーク地点。
紫マーク:コシバ沢に下る尾根地点、
青マーク:コシバ沢の下降地点、
・詳細:以下のことを確認しながら単純に下れば良い。
・ここは、地図上で方向(北西)を定め、尾根線を直線的に下るのみ。
・最後コシバ沢へ下る部分では、崖に注意して下れる場所を探して慎重に下る。

【ルート上の注意点】
・鍋割真北尾根上(青マークから黄マーク)までは、尾根の形状(狭い、平ら)、方向(コンパスで確認)を地図で確認しつつ尾根の中心線を下れば良い。
・平らな尾根から急になる地点(緑マーク)からコシバ沢に下る尾根地点(紫マーク)までは、コンタリング(トラバース)しながら尾根の派生方向をコンパスで 確認しつつ紫マーク地点の尾根を目指すのみ。
・コシバ沢に下る尾根地点(紫マーク)からコシバ沢下降地点(青マーク)までは、尾根線を直線的に下れば良いので、なにしろ横にずれないように意識する。
【リスク】
・地図と現地が異なっている可能性もあるため、常に地図と現地を見比べ、地図の間違いがあれば、それを意識すること。
・コシバ沢に下る尾根地点(紫マーク)からコシバ沢下降地点(青マーク)までは急斜面のため、足を滑らせるとか、体勢がふらつく等による滑落には注意。
・コシバ沢に下りる地点は、崖が心配の為、安全に下れるところを探して下ること。
【実施後の現地状況】
・青マーク地点から黄マーク地点までは、ほほ地図と同じ形状で、最初は痩せていたが、直ぐ大きな尾根になり、そこから急になり、あとは平らな広い尾根になった。途中ブナの木をカメラ撮影していたので尾根の中心線を下っていたわけではない。
・平らな部分から急なエリアになり、尾根線が細くなり北北東方向に下っている地点(黄マーク)は、直ぐ分かった。
・黄マーク地点から紫マーク地点までは、単純にコンタリングして行き、直ぐ紫マーク地点の尾根(かなり広い形状の尾根かもという感じ)に到達。
・紫マーク地点から青マーク地点までは、直線的にはスピードが出てしまう為、ジグザグに下る。地面が柔らかいので軽快に小走りで下れた。 尾根を下って直ぐのところに黄赤の古いテープが巻いてあった。
・コシバ沢が見える辺りから、斜面が急になり、さらに滑り易いので、普通に小走りでは下れず、慎重に足場を確保しつつ下る。
・最後の方は、獣の足跡があるので、その跡を追って下る。
・コシバ沢への下降は、丁度崖に土が堆積したところがあったので、そこを下る。




2)コシバ沢からオガラ沢右側尾根まで(コンタリングおよび直進)


より大きな地図で オガラ沢右側尾根 を表示
【ルート&選択理由】
・今回のルートは赤線。
・鍋割北尾根まで当初は、青ルートを進む予定だったが、青マークの左側の尾根に新緑の綺麗な所があったので、ここでカメラ撮影し、 その後、地図を良く見れば、このまま緑マーク地点へ直進した方が、一旦コシバ沢を下るより楽だと思いルート変更。 ルート的には、沢を3つ越えながら斜め上方へ直進すればよい。
・鍋割北尾根からオガラ沢右側尾根までは、単純に左側に下れば良い。
【チェックポイント】
オガラ沢右側尾根までのチェックポイント(上級レベル)は、細かな地形の特徴をチェックポイントにする。
すなわち、まずはコシバ沢の支沢を渡り、そこから斜面に登り、沢を越えて、中間尾根(赤マーク)地点をチェックし、 そこから現地の状況を見ながらさらに沢を2つ越えた先の尾根を登れば緑マーク地点に辿り着く。次に、鍋割北尾根からは、そのまま左側に斜面を下れば オガラ沢右側尾根が派生している地点に辿り着く。
・地図上のマーク地点。
青マーク:コシバ沢の下降地点、
赤マーク:中間尾根、
緑マーク:登った地点(鍋割北尾根)。
黄マーク:オガラ沢右側尾根の派生点。
・詳細:以下のことを確認しながら単純に直進すれば良い。
・コシバ沢の下降地点(青マーク)から、まずは左側の尾根を登り、直ぐコシバ沢の支沢を越え、左側の斜面を登る。
・やや斜め方向に登り、直ぐ沢があるので、そこをコンタリングし、その先の尾根(赤マーク)へ。
・さらにその先を斜め上方向にコンタリングして沢を2つ越えて、2つ目の沢の先の尾根を登れば鍋割北尾根の緑マーク地点に出る。
・緑マーク地点からは、さらに左側の斜面をそのまま眞下に下ればオガラ沢右側尾根の派生点(黄マーク)に辿り着く。
[ポイント]
ここでのポイントは、地図上に記載の尾根・沢を、現地の地形から確実に認識できるかにある。 この尾根・沢が認識できないと、どこを登って、どこに出たのかが分からなくなる。
こうならない為には、なにしろ目の前に見える現地の尾根・沢の位置と、地図に記載の尾根・沢の位置を 一致させることが出来るかにある。これはある程度山の中を歩いて、尾根・沢の形状・大きさを経験しないと なかなか一致させるのは難しいかと。なので山の中を歩く経験が大事です。

【ルート上の注意点】
・斜面をコンタリング時に沢の数を見落とさないこと。
・沢をコンタリング時に滑って滑落しないために、足場を固めて慎重に進む。
【リスク】
・結構急斜面の沢を渡る為、深く抉れたいる等で渡れない場合は、尾根を登り、沢の上部で渡る。
・地図が現地と異なっていた場合には、鍋割北尾根からの下りは、慎重に前後の地形(左側に派生する前後の3つの尾根)を特定してから真ん中の尾根を下ること。
【実施後の現地状況】
・コシバ沢の支沢を渡った先の斜面は、最初急で4WDで登る。
・その先の1つ目の沢は、地図と同じく浅い沢なので楽にコンタリング出来た。
・さらに中間尾根(赤マーク)からの先の2つ目の沢は、深く抉れた沢の為、この時点では渡れず、中間尾根を20mぐらい登り、沢の上部から斜め方向にコンタリングした。
・鍋割北尾根(緑マーク)に出たところ、地図では左側に尾根が直ぐ派生している感じだが、左側は殆ど斜面のような感じだった。 そこで、左下を確認すると20mぐらい下で尾根が派生している感じ、更にその左側にも尾根があるのが見えた。 さらに鍋割北尾根の北の方向を見ると、先の方で左側に尾根が派生している感じなので、この20m下の尾根がオガラ沢右側尾根と特定した。
・鍋割北尾根から単純に20m下の尾根が派生している地点まで斜面を下ってオガラ沢右側尾根の派生点(黄マーク)に到達。

3)オガラ沢右側尾根からオガラ沢まで(沢に迂回→斜面→オガラ沢に下降)


より大きな地図で オガラ沢 を表示
【ルート&選択理由】
・今回のルートは赤線。
・当初は、青ルートのオガラ沢右側尾根を進む予定だったが、尾根の最初が左右の沢に深く抉り取られ、さらにその先には大きな岩塊を越えるような感じだったので、かなりビビり(管理人は岩が嫌い)。さらにその先も急斜面の尾根なので、そこを進まず、左側の沢を見れば、かなり傾斜もゆっくりだったので、 尾根ルートを諦め、沢ルートに変更した。
・沢を下り、左側の斜面に登れそうなところから従来のオガラ沢の上側をコンタリングするルートへ進む。
・当初は、オガラ沢の右側をコンタリングして、そのままオガラ沢の出合を巻いて斜面を進み、途中からデン平へ登るルート(青ルート)を考えていたが、 目の前に現れた沢が深く抉れて、渡れない為、この先も同じ状況と判断し、オフオォークをここで中止した。
【チェックポイント】
オガラ沢までのチェックポイント(中級レベル)は、大きな地形の特徴をチェックポイントにする。
すなわち、まずはオガラ沢の支沢を下り、その先で右側からの沢と合流する地点から先の右側の斜面に登り、そこから斜面を下り気味にコンタリングして、オガラ沢を の右側に斜面を大きな沢を確認しながら進む。結果的に目の前に出て来た沢が渡れず、オガラ沢に下降した。
・地図上のマーク地点。
黄マーク:オガラ沢右側尾根の派生点。
青マーク:右側からの沢の合流地点、
赤マーク:大きな沢、
緑マーク:オガラ沢に下降した地点。
・詳細:以下のことを確認しながら単純に直進すれば良い。
・オガラ沢右側尾根の派生点(黄マーク)から、左側の沢を下ってい行けば、
右側から合流した沢の分岐点(青マーク)に出る。
・そこから、さらに下り、右側斜面に登れそうな地点から斜面をコンタリングする。
・大きな沢(赤マーク)を確認しながら下方にコンタリングして行く。
・結果的に大きな沢を巻いて更に進んだところで深く抉れた沢に進路を阻まれたので、
 オガラ沢に下降した(緑マーク地点)。

【ルート上の注意点】
・沢を下る時は、足を滑らせないように慎重に下る。
・斜面をコンタリング時に滑って滑落しないために、足場を固めて慎重に進む。
【リスク】
・オガラ沢の支沢を下る時に下りたれない急な滝等があった場合は、登り返して別ルートを選択する。
・コンタリングする場合に急斜面が現れ滑るようなら、そのまま下降し平らな部分を進む。
・コンタリングを維持できない状況になれば、オガラ沢に下降する。
【実施後の現地状況】
・オガラ沢の支沢は、はじめは滑りやすい砂利、さらに急になったが下れないような滝や段差は無かった。
・右側から合流した沢の分岐点(青マーク)からは、少し下り、右側の斜面に登れそうなところがあったので、そこから右斜面に。
・右斜面では初めは楽にコンタリング出来たが、一つ目の沢を越えて、さらに大きな沢(赤マーク)に辿り着くと、急な斜面となりコンタリングを維持できなく なった為、下の方の平らな部分が目に入ったので、そこまで下降する。
・平らな部分をコンタリングして行くと深く抉れた沢に到達した為、ここで沢の横を登り沢の上部を越えるか、そのままオガラ沢に下降するか考えたが、 この先も同じような斜面が続き、沢も同じような状況が予想されるので、そのままオガラ沢に下降して、オフウォークを中止した。

4)最後に地図の違いについて

登山道を進む分には国土地理院の2万5000分の1地形図で十分ですが、 登山道から外れて森の中を進む場合には、2万5000分の1地形図より正確な地図があれば それを持参するに越したことはありません。

今回のオフウォークでチェックポイントを設定した箇所に関して、 国土地理院の2万5000分の1地形図と、GoogleMapの地図を比較して、 国土地理院の2万5000分の1地形図でオフウォークが可能だったかを検証してみた。

○:問題なし。

この程度の等高線の記載であれば、十分理解可能である。

△:なんとか分かるか

地図上の周りの状況を見れば、実際の地形がどうなっているかは察しが付くので、地図の等高線の記載が甘め(本来は深く切れ込んでいるが、緩やかに書いてある等)に書いてあると理解すれば問題なし。

?:地図の間違いに気付けるか

親指読みで現在位置を確認しながら進んでいても地図を鵜呑みにすると自ら迷うことになるが、地図の間違いに気付けば問題なし。

×:記載なし

親指読みで現在位置を確認しながら進んでいれば、地図に記載が無いと確信できるので問題なし。現在位置確認を疎かにしていると、違った場所に来てしまったのではないかとパニックになる。

地図1(鍋割山からコシバ沢まで)
 
○青マーク:尾根、
○赤マーク:大きな沢、
△緑マーク:痩せ尾根から尾根が太くなる地点、
○黄マーク:平らな尾根から急になる地点、
△紫マーク:コシバ沢に下る尾根地点、
△青マーク:コシバ沢の下降地点、
・鍋割真北尾根に乗り平らな尾根が急になる地点までは、平らな尾根の部分が甘いがなんとか行けるレベルなので問題なし。
・コシバ沢に下る尾根も地図上に記載があるので問題ないが、下ったコシバ沢が、地図上から沢の分岐があるのか、広い川原状なのか分からないが、 何とかイメージできるかなという感じ。
地図2(コシバ沢からオガラ沢右側尾根まで)
 
△青マーク:コシバ沢の下降地点、
×赤マーク:中間尾根、
△緑マーク:登った地点(鍋割北尾根)。
×黄マーク:オガラ沢右側尾根の派生点。
・下ったコシバ沢の地点が、地図上から沢の分岐の辺りというイメージかな。ここからのルートは、斜面を直進するしかないが、 それは、何があるか分からない為、危険なので、一旦尾根を直登し、鍋割北尾根に出て、そこから尾根を北側に進むルートしかないので、この鍋割北尾根上でかなり現在地確認が曖昧になる。ただし、最悪鍋割北尾根には辿り着く。
・鍋割北尾根からオガラ沢右側尾根へ乗るには、地図のイメージでは急斜面を40mも下る。さらに急斜面を下った先は平で、その先に尾根は1個しかない。 しかし、現地の状況は20m下に尾根が2個存在するため、どちらの尾根がオガラ沢右側尾根かを判断するのは、本当のオガラ沢を見てから鍋割北尾根を進めば 検討が付くが、本当のオガラ沢を過ぎてから鍋割北尾根に出てきているので、このままでは判断が出来ないため、一旦鍋割北尾根を鍋割山方向に戻り、オガラ沢を確認してから進むしかない。しかし、地図のイメージでは、直ぐオガラ沢の大きな上部になっているが、現地はこの間に尾根があるため、その違いを認識できるか。 すなわち地図の間違いを認識できるかによるが、現地の状況を見て地図の距離感を見れば、検討が付くレベルかな?
地図3(オガラ沢右側尾根からオガラ沢下降点まで)
 
×黄マーク:オガラ沢右側尾根の派生点。
×青マーク:右側からの沢の合流地点、
△赤マーク:大きな沢、
×緑マーク:オガラ沢に下降した地点。
・オガラ沢右側尾根の派生点に辿り着けたとして、オガラ沢の支沢の記載がないが、良く見れば、支沢があるような感じのため、類推可能である。 現地の沢の斜度と地図の等高線の数から、それほど急でないので、ここを下ることは可能だろう。
・沢を下り、オガラ沢右側尾根の斜面に乗れば、その先は問題なし。
結論
国土地理院の2万5000分の1地形図を用いた場合では、鍋割北尾根から左斜面の記載が無いが、現地の地形から鍋割北尾根上を前後して左側を確認すれば どの尾根がオガラ沢右側尾根が判断することは可能であろう。ただし時間が掛かるが。ということで、2万5000分の1でも出来ないことはないが、 この地図でオフウォークは薦められない。



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