読図の近道

最終更新日:2011/12/25

【はじめに】

 これから読図を始めようとする初心者の方は、まずは、以下の順番でステップアップして行くのが読図の近道と思います。

【目次】

地図に慣れる。
方向感覚と記憶力を鍛える。
地形に慣れる。
コンパスに慣れる。
山で実践。

管理人も、この方法で現在に至っています。

また、ステップアップして行くには、人から教わるのではなく、自分で学んでいく姿勢が必要です。

これから、書いて行く方法は、いきなり地形図を学習するのではなく、よく知っている自宅の周りから、 地図に慣れて行く方法を取っているので、安心して地図に触れて行くことが出来るでしょう。

この過程は、新田次郎著「孤高の人」の中に出てくる加藤文太郎氏等が行っていた「地図遊び」を元に現代風にアレンジしてあります。

 管理人は、高校生の時に新田次郎著「孤高の人」を読んで山に憧れました。 この当時は、山登りなど林間学校で登る程度で、皆さんの後について行くだけでした。


 大学で町田に下宿したのを切っ掛けに山登りを始めようと思いました。 そこで、「孤高の人」に書いてあった、下宿の周りを歩いて、歩いたコースを 赤線で描いて行く「地図遊び」を実践し、これで体力も、地図読みもある程度自信が付きました。


 その後、丹沢を歩いたのですが、表尾根等の上の方では、特に読図を必要としなくても 道標もあるし、道も一本道という感じで安心できたのですが、 下の方(特に念仏山近辺)では、地図通りに進んで行くと道が無くなり、撤退した経験がありました。


 社会人となって、オリエンテーリングにハマり、ここで数々の迷いを経験した結果、 まず「自分は間違っている」という気持ちに切り替えることが迷わなくする為の第一歩だと分かりました。

次に上級レベルで迷わなくする為には、地形を良く読み、迷わないルートを設定する為に 如何にルートを単純化するかを学習しました。 すなわち、迷わない読図とは、ルートを単純化することです。



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