オフトレランの検証(その1)

最終更新日:2013/8/13

【はじめに】

 10月に行った雲上の湯への森の中の直進に関して、オフトレランとしては優良なエリアだったので、 ここの地図を元にオフトレランに関して検証してみた。

1.今回考えたルート

今回のエリアは、3つの大きな特徴物から構成されている(図2)。

C:大きな尾根の急な斜面
D:大きな尾根
E:反対側の大きな尾根の急な斜面
【図2】

ここを踏み跡が無くなったA地点からB地点(本沢温泉)まで森の中を進んだわけだが
今回は、道を廃道と勘違いしたので、地図上に記された道沿いに進んだ(図1)。
したがって、地図上に記された道が今回の考えたルート。

【図1】

2.選択したルートの考え方

今回の場合のルート選択は、以下のように考えた(図2)。

A地点からCの急な斜面(以下C斜面)まで直進する。
この場合、C斜面のどこに到達しても構わない。 したがって、A地点からC斜面の間の森の中は、 どこを進もうが現在地を確認する必要はない。

C斜面に到達すれば、到達したところからC斜面を直登し、Dの尾根上に到達し、

Dの尾根上で、どの辺に出たのかを(平らな部分(F)か傾斜している部分(G)か)現在地の状況で確認し、

もし平らな部分(F)に出れば、そのままE斜面を下るのは急すぎるので、傾斜している部分(G)まで尾根上を進み、反対側のE斜面に出ればよい。

傾斜している部分(G)に出れば、そのまま直進し、E斜面に出ればよい。

E斜面は急なので、現在地の状況により 下り気味にコンタリングして下の平らなところまで安全に下れるところを降り、 そのまま直進して林道に出ればよい。

3.実際のルート(図1の赤線)

実際のルートですが、

 A地点からC斜面のエリアは、なにしろ倒木が沢山あり走ることが出来ない。 直進するにも、倒木をまたいだり、くぐったりと大変な状況で、 コンパスで確認しないと90度山側に進んでしまったりで、2分置きぐらいにコンパスで方向を確認しながら進んだ。

そのため、それほど道とズレずに進んだが、道が無いので、途中から地図上の道を進まなくても構わないと思った。

そして、大きな平らな沢(図1のH)に出た。この大きな特徴物を地図上で確認し、確かにHと判断。

そこからC斜面を直登し、再び大きな沢(図1のI)に出た。 この大きな特徴物を地図上で確認し、確かにIと判断。

次に少し西側にコンタリングしてからD尾根上に到達。

ここは少しは走れる状況だったので、反対のE斜面に直進。

E斜面の手前でD尾根から延びるJ尾根を コンパスでその方向を確認し、 E斜面に下り気味でコンタリングして行った。

しばらく進むと、えぐれた大きな沢(K)に到達。 地図上では、なんか沢っぽく凹んでいるが、 もう少し、沢際が深く凹んだ沢ですね。

そこから、木を伝って急降下して、沢の下側の 平らな部分(L)に到達。

で、少し緩やかな沢沿いを下ると、登山道に出た。

4.オフトレラン初心者の犯しそうなミス

今回のルートでオフトレラン初心者(直進技術が低い方)が犯しやすいルートミスを考えてみた
(図3)。

【図3】

1)人間楽な方にズレていく。

A地点からC斜面に直進する場合、人により、登る方向にズレる方と、下る方向にズレる方がいる。

今回の場合は、登る方向にズレる分には問題にはならない。 すなわち、大きくズレない限りは、最終的にはD尾根に出るので。

しかし、下る方向にズレる場合は、Nの尾根をD尾根と勘違いし 反対側の斜面を下り、最悪(図3のM)のようなエリアに 迷い込み現在地を完全に見失う可能性がある。

このケースの場合は、目の前に出てくる地形が 想定したルート上にある特徴物と似ているので、 コンパスで方向を確認せずに、自分は間違ってないと 思い込むと、とんでもない事になる良い例です。

こうならないために、コンパスで方向を確認する時間を こまめ(1分から2分)に行う。

まずN尾根の斜面の登る方向を確認すれば、 C斜面の登る方向と違うことに気づくはず。

また、N尾根を登った時に、尾根の高低差がC斜面と比べかなり低いので これはおかしいと気づかなくてはいけない。

さらにN尾根から下る斜面の方向をコンパスで確認すれば E斜面とは方向が違うことに気づくはず。

このケースでN尾根まで行ってしまう方は、オフトレランをしては行けません。

2)同じく楽な方にズレていく例

O地点からE斜面に直進する場合、 D尾根に出て、D尾根が緩やかに下っているので つい下り気味に進み、

方向を確認しないと、そのままぐるっと回り、 P地点まで行き、

P地点の先にある斜面がE斜面と勘違いし、 その斜面を下りて行き、 林道に出ないのでパニックになるケース。

このケースは、尾根をぐるっと回りこむという 笑ってしまうケースだが、オリエンテーリングでも 良く見受けられるミスパターンです。

初心者の方は、このケースは、多分多いかもです。

これも直進技術力不足。 1)と同じように、こまめにコンパスで進むべき方向を確認する。

また、P地点で斜面の下る方向をコンパスで確認すれば E斜面とは方向が違うことに気づくはず。

このケースでRまで行ってしまう方は、オフトレランをしては行けません。

ということで、今回は地図上の道を辿るコース選択をしたが、 A地点からB地点まで迷わずに最短で行けるルートは何かを次の章では考えてみます。



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